パニック障害のこと



またここに戻って来れました。

ずっとblogから遠ざかっていて、特に何かを書きたいという気持ちには、ならなかったのですが、また書きたいと思えるようになりました。

久しぶりにblogを書こうと思ったのは、最近の自分自身の症状や、いろんな所で目にしたり、聞いたりする、現代社会に蔓延している、心の病やパニック障害などのことが、とても気になってきたからです。

心の整理と自己セラピーも兼ねて、書いていきたいと思います。


私は元々、心も身体も敏感体質で、人間関係や環境、天候、食事など、様々な面で、影響を受けやすく、揺れ動きやすいタイプです。

インディゴ、エンパス、HSP、ADD(ADHD)等、当てはまる面が多くて、普通の人の感覚より、過敏な面があります。

そんな私が、初めてパニックのような、過呼吸の症状に襲われたのは、今から20年近く前のことです。


当時飼っていた愛犬が亡くなった時に、夜、寝ようと布団に入っていると、突然、息が苦しくなって、頭がボーッとして、意識が遠のいていくような発作に襲われました。

初めての体験で、死んでしまうんじゃないか?と思うくらい、とても怖かったのを覚えています。


当時、イヤホンの影響とストレスから、耳の痛みとめまいや吐き気がする、メニエール病を患って、内科に通っていたので、そこで症状を先生に話して、お薬をもらい、その時は、しばらくすると良くなりました。

それから数年後に、急性前骨髄球性白血病を発症し、無菌室で闘病生活をしている時にも
また、パニック症状が出てきました。


入院中は、死と抗がん剤への恐怖心が強く、すごく不安定で、夜も全く眠れず、睡眠剤や安定剤をもらっていました。

そんな心境の中での無菌室の閉塞感、一人きりの孤独感が一番辛かったです。

それからは、退院してからも、その闘病生活の体験が、私にとっては、心身共にとても過酷で、PTSDのようなトラウマとなりました。


一人きりの時に不安感に襲われたり、電車やバスなどの交通機関や、エレベーターや人混みなどが苦手になり、ドキドキ緊張したりするようになりました。


病気や死に対する恐怖心と、入院中のトラウマなどで、日々生きるのが辛く、真っ暗なトンネルの中にいるような、苦しい時期がありました。


そこからどうやったら抜け出せるのか、色々と自分を救えるものを探し求めている時に、天使やスピリチュアル、ヒーリングに出会い、とても癒されていきました。


そして、アロママッサージや、カイロプラクティックなどで、自律神経の調整をしてもらったりと、心と身体の両面から癒していくうちに、パニックのような症状は、ほとんど出なくなりました。

敏感さから心身が不安定になる時は、エッセンスやアロマなど、いろんなツールを活用して、普通に元気に過ごせるようになりました。


なのですが、、
2年前に、心の友だった愛犬を亡くして、大きなショックから喪失感、無気力になって、ペットロスのような、心身の不調に見舞われました。

パニック発作や自律神経失調症、不安障害、過呼吸のような症状が、また出るようになりました。


今年にも祖母の死などがあり、身近な存在の死や、大きなショックな出来事があると、何かが自分の限界を超えてしまうようで、タガが外れたように、どどっと自分の弱い面が
浮き彫りになってくるように思います。


今までずっと癒してきたのに、どうしてまた、こんな振り出しに戻るようなことになるんだろう?と、すごく自分が嫌になったりしました。

苦しみながら、とことん自分と向き合って、深く掘り下げていくうちに、たどり着いたのは

「これが自分なんだ」と

繊細で、過敏で、脆くて、大きなショックなことがあると、パニック症状になってしまう。

そういう心身の繊細さがある。

これが自分の本質で、根本的に変えることはできないけど、それを受け入れてあげて、自分自身を否定せず、仲良くやっていくことで、何かが変わっていけるんじゃないかなと。

自分の弱さを認めるのは、勇気がいるけど、だからこそ、強く生きていける。

それが「無条件の愛」の世界なんだ。


どん底まできて、ようやく認めたくなかった、自分の一番弱い面を受け入れ、逃げずに寄り添ってあげようと思えるようになりました。


ちょうど、自分の体質に悩んでいる時に、自閉症で作家の東田直樹さんのことを知り、TVで見たり本を読んで、すごく共感しました。

とても透明な感性で紡がれた言葉に感動し、人と比べずに、自分自身を受け入れて、生きていけばいいのだと勇気をもらいました。


同じく自閉症で、8歳の画家の女の子、Iris Grace ちゃんの絵に出会い、すごくピュアで繊細なエネルギーに心が癒されました。

人と違う自分の個性を、変えようとするよりも、自分の好きなこと、得意なことで自分を表現していけばいいのだと。


自殺や、心の病、ガン、過労死など、利便性や利益を優先して、人間の心と身体が壊れてしまいがちな現代社会。

無理に過酷な環境に合わせようとするより、ありのままの自分を出して、そういう繊細で、敏感な人たちが、大勢いることを知ってもらって、心にも身体にも優しい多様性を認める社会になればいいなと。


だからこのblogに書いてみようと。

書いて自分の感情を出すこともヒーリング。

そして同じような症状で、悩んだり、苦しんだりしている人に、何か参考になることが届けられればいいなと思いました。


私も日々いろんなことで、落ち込んだり、悩んだり、心が揺れたりすることはありますが、いろんなサポートを受け取りながら癒していき、そして、人と繋がっていけたらと思っています。


ゆっくりペースですが、私が実践している、呼吸法、ヨガ、エッセンス、瞑想などのことをシェアしていきたいなと思います。


まだ、完全な答えはわからないけど、すべてには意味があって、そこには光と闇と両面がある。


パニックという、私にとって、死や闇を連想するトラウマの中に、光を見出していきたいと。


人にはあまり理解されにくくて、隠れてしまいがちな心の病や敏感体質の人たちが、少しでも癒されて、自分らしく生きていければと願っています。


天使の愛に包まれて
苦しみが癒されますように


暗闇の中に光の花束を


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