強迫性障害のための認知行動療法




不安や心配が強くて、いつの間にかその恐れに支配されて、行動してしまう病。

気がつくと、日常生活がその考えにとらわれてしまって、支障が出てしまう「強迫性障害(OCD)」のこと、そして色々読んでみた認知行動療法の参考になる本を紹介したいと思います。

強迫性障害と診断をされて

不安を解消するために、行動している内に、それが儀式化してしまい、どんどん深みにはまってしまう病。

今現在、私が病院で診断された病名が「強迫性障害(OCD)」でした。

今年に入ってから、精神面できつくて、自分の力だけではどうにもできなくて、家族との衝突もひどくなり、専門家の元へ行こうと思いました。

色々と紹介されて、たどりついた心療内科で「強迫性障害」と診断されました。

私の場合は、思ったことをすぐに話したり、行動したくなる衝動が強くて、それをしないと落ち着かなくて、不安感、恐怖感が出てくるというような症状です。

ストレスや不安が強くなると、落ち着きがなくなり、そういった症状が強く出てきます。

ヒーリングツールを使ったり、お祈りをしたりして、不安感を解消するための行動もあります。

今までにもパニック障害などもあったりして、強迫性障害も自分に当てはまる要素があるなと自分で認識していましたが、一番強い症状が強迫性障害と診断されて、自分では意外でびっくりしました。

すごく苦しかったけれど、診断を受けて、いろんなアドバイスや本などを紹介してもらい、少しずつ病気のことや自分のことなども理解できるようになり、苦手だった心療内科に行ってみて、良かったなと思いました。

家族や周囲の人にも、病名がついたことで、少しずつ私のことを理解してもらえるようになってきたかなと思います。

強迫性障害と併存しやすい病気に、パニック障害、社交不安障害、うつ病、アスペルガー症候群、発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)などがあります。

私は3年前の愛犬の死から、そういったメンタルのバランスが崩れてしまったのかなと思います。

ペットロスのような状態になり、一人でいる不安感や、外出時に過換気症候群になったことから、パニック症候群や不安感が強くなり、一人でいる不安や、外出時の不安が強くなっていきました。

パニックの予期不安を解消するために、自分の感情を人に話して聞いてもらうと、楽になるのを感じてから、今度は、思ったことを次々と話して、自分の心の内のものを、すぐに解消したくなるようになり、それがいつの間にか強迫性障害になっていってしまったのかなと思います。

強迫性障害の強迫行為は人によって様々で、自分ではなかなか気づきにくいのかなと思いました。

でも、いろんな本や、治療法もあるので、少しずつ良くなっていくといいなと思います。


強迫性障害の治療方法

強迫性障害の治療には、薬物療法認知行動療法があります。

薬物療法は主に、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という、うつ病の治療などにも使われる薬で、症状を和らげていきます。

私は、薬の副作用が出やすいタイプなので、薬物療法はせずに、認知行動療法をやっていくことになりました。

行動療法はERP(エクスポージャーと儀式妨害)という2本の柱から成る、心理療法があります。

恐怖や不安に向き合い、儀式をおこなわないで過ごしていくように、とらわれた考え方を変えて、行動を変えていくという療法です。

エクスポージャー:不安や深い、嫌悪感そのものを避けずに積極的に経験する。
恐ろしさや嫌な感じに馴れて平気なる。
想像していたような悪いことやつらいことが実際にはおこらないと、理屈ではなく、体験から納得する。

儀式妨害:エクスポージャーによって、強迫観念が生まれてきても、強迫行為(儀式)をおこなわずに過ごすことを「儀式妨害」という。


強迫性障害もパニック障害も恐れが出てきても、慣れていく、受け入れていくことで、少しずつ慣れて、だんだん平気になっていくみたいです。

森田療法の本でもそういったことが書かれていました。

強迫性障害はその恐れが出てくると、それを打ち消す行動をしてしまう。

それが習慣化して、どんどんそのループにはまってしまって、止めることができなくなってしまい、日常生活が大変になっていきます。

ひとつひとつ強迫行動を止めていくのは勇気が入りますが、もっと毎日を楽に生きるために、少しずつ変えていきたいなと思います。

認知行動療法の参考に

病院で先生に紹介してもらった本や、自分で読んでみて参考になった本を紹介したいと思います。

「だいじょうぶ自分でできるこだわり頭[強迫性障害]のほぐし方ワークブック」ドーン・ヒューブナー



病院で先生に紹介してもらって、私がいいなと気に入ったのが、こちらのワークブックの本です。

こちらは、こども用に書かれた本ですが、大人でもイラストでわかりやすく、難しい理論的な本を読むのが苦手な人にも、いいんじゃないかなと思います。

この病気は若い人が多いそうなのですが、発達障害や自閉症などの方にも読まれているみたいです。

保護者の方や、教師、セラピストにとっても必読の書と評されています。

一番最初、自分は何の病気なのか、そして強迫性障害と診断されて、不安だった時に、この本のまず最初のあいさつ文を読んで、うるっと泣けました。

この本のタイトルにもある”だいじょうぶ”なんだって思わせてくれる、優しい文章が好きです。

ただ、病気を悪として、”闘う”とか、”やっつける”という考え方が、私はあまり好きではなくて、どんな病気を発症したとしても、それは自分の心身から出てきたものだから、病気も自分の一部で、自分自身と闘うよりも、もっと自分を優しく労わりながら、癒して病気を治していきたいなと思います。

そして、自分の感情や、自然に湧き出てくる欲求を無理におさえて、苦しい思いをするのも、私はあんまり好きではなくて、根本の原因となる部分を癒しながら、徐々に自然にその強迫行動をしなくても大丈夫なように、なっていければと思っています。

なので、いつものように、エッセンスやホメオパシー、アロマ、ハーブなどの自然療法と、エンジェル瞑想やヨガ、自然のあるところに出掛けて写真を撮ったり、好きなことをして自分を癒していっています。

恐れにとらわれず、本当にやりたいことにフォーカスして、行動していけるようになりたい。

こだわりの強さを和らげて、”まぁ、いいか”と気楽に流していけるようになりたいなと思います。


「だいじょうぶ自分でできる心配の追いはらい方ワークブック」
「だいじょうぶ自分でできる怒りの消火法ワークブック」

 

このイラスト版 子どもの認知行動療法シリーズには、他のテーマのものあって(現在8冊)、そちらもイラストで読みやすく、いいなと思いました。


「図解やさしくわかる強迫性障害」原井宏明/岡嶋美代
「強迫性障害い悩む人の気持ちがわかる本」原井宏明
「本人も家族もラクになる強迫症がわかる本」上島国利監修/松田慶子著



強迫性障害のことがわかりやすく書かれている本です。
家族や周りの人たちに向けての、患者本人への対応の方法なども書かれているので、この病気のことがよくわかるんじゃないかなと思います。


「敏感すぎる自分を好きになれる本」長沼睦雄



感覚が過敏なHSPについて書かれている本です。
私はすごく当てはまるので、参考になりました。


「アダルトチャイルドが自分と向き合う本」アスク・ヒューマンケア研修相談室 編


アダルトチャイルド、インナーチャイルドに向きあい、癒していく本です。

今の強迫性障害も幼い頃からのトラウマや、機能不全家族の影響があるかなと思いました。

かなり当てはまる部分があって、いろんな感情が湧き出てきて、それに向き合うのはかなり辛いけれど、封印していた感情をゆっくり解放し、癒していきたいと思います。


「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」東田直樹



強迫性障害とは、また違いますが、自閉症で作家の東田直樹さんの本です。

私は以前に、TVのNHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」を観て、すごく共感して、それから東田さんの本やブログを読んでいます。

自分の個性、障害を受け入れて、ありのままの自分を表現し、生きていく勇気をもらえます。


「小さなモネーアイリス・グレースー自閉症の少女と子猫の奇跡」



以前に、たまたまネットでアイリスちゃんの素敵な絵を見て、それが自閉症の小さな女の子が描いた絵だということを知って、それから彼女のファンになりました。

自閉症という障害で、学校にも行けず、苦しさを抱えていた彼女が、絵を描くことに出会い、そして猫ちゃんとの出会いで、自分らしく生きていく道を見つけられたんだなと思います。
Instagram @irisgracepainting


心の病気は、なかなか周りの人にも理解されずらくて、孤独になってしまうけれど、まず、自分自身をありのまま受け入れてあげたい。

そして、ありのままの自分を表現して、周りの人たちにも、少しずつ自分のことをわかってもらえたら嬉しいなと思います。

病院では強迫性障害、パニック障害、発達障害、ADHDなど、様々な精神疾患の病名でラベリングされますが、スピリチュアル的にみると、やっぱりインディゴチルドレンの特性かなと思いました。

HSPでもあり、エンパスでもあって、繊細で敏感すぎて、外側の刺激の強い世界に馴染みにくい心身の体質。

今、いつも飲んできたアンジェリックエッセンスに加えて、新しくインディゴエッセンスという、インディゴチルドレンをサポートするエッセンスを飲んでいるので、また次回に書いてみたいと思います。



天使の愛に包まれて
恐れを手放し、愛に生きれますように

暗闇の中に光の花束を


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